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通販で良い物を安い価格で手に入れましょう

通販は、1990年代まではテレビやラジオからの情報を元に電話で注文をするスタイルが主流でした。その後、インターネット技術の発展により、2000年代にはパソコンを利用した注文が勢いを増し、現在はスマートフォンによる注文が日常的に行われる時代になりました。しかしインターネット企業の売上が伸びる一方で、限りある市場を奪いあわなければならないのが街の実店舗です。インターネット企業は店舗運営にかかる費用や人件費などのコストを圧縮して、比較的安い価格で商品を販売する事ができます。鮮度が求められる生鮮食料品販売の分野では、実店舗に勢いが残っていますが、例えば本等はインターネット企業に売上を奪われ書店の閉店が相次ぐ社会現象が発生しています。当然、実店舗側も対応を進めています。例えば大手の家電量販店や大手総合スーパーがインターネット通販に乗り出しています。また、小規模店舗がインターネット上のショッピングモールサイトに出店し販路拡大を実現する例もあります。このように、実店舗とインターネット企業の垣根が低くなっています。販売者側の視点では熾烈な生存競争ともいえる状況ですが、消費者の観点から考えると、このような競合状態は良い商品を安い価格で手に入れる事ができる状態とも言えます。大幅な賃金上昇が見込みにくい時代、インターネット通販を上手く活用して賢く生活をしたいですね。

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